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西部劇、それも昔の作品にはかなりの頻度で描写された
インディアンの狼煙(のろし)
有名なところでは、1939年製作のジョン・フォード監督で
ジョン・ウェインが大ブレークした事で不朽の名作として
語り継がれている「駅馬車」である。 丘の向こうでうっすらと狼煙が上がる・・・・ 脱走を試みた 豪胆なリンゴー・キッドが、諦めてしまう有名なシーンである。 「アパッチの襲撃のサインだ!」と叫び丘の向こうに眼を やり,ダラス(クレア・トレバー)がリンゴーの袖をギュっと 掴んで震えるシーンは数多くのスチール写真でも有名である。 上記の通り狼煙は西部劇の中で悪役にされたインディアン 戦闘部隊が良く使うと描写された手口である。 インディアンは、遠く離れた仲間達に伝達したり言葉が通じ ない他の部族と会話する為に、色々な手段を持っていた。 まずやはりなんといっても狼煙である。 平原に住む人々ならではの手段である。 広々として何も障害物がないと利用出来ないので森林や 山岳部では、意味がない。 小高い丘の頂上に穴を掘り、その穴の中に枯れ木の 枝等を燃やして火を炊いた後生木や草をくべて燻す。 (いぶす) 煙が上がり始めると毛布や野牛の皮で穴を覆い煙りを溜める 或る程度したら覆いを外して溜まった煙の塊を空に放つ。 その放つ間隔などによって合図の代わりになった。 もちろん、インディアンの狼煙には、部族共通の互換性なん てない。 そんなもんあったら他の部族との戦争中に敵に見つ かれば狼煙(合図)の意味がなくなってしまう。 プロ野球のサインと同じ様なものである。 もちろん送る側も受取る側も相当の視力が必要で100キロ 先の狼煙の判別まで出来たそうである。 戦争の他に狩猟の際も使われた。 野牛の動きを察知する為である。 獲物を見つければ、それが馬であるか野牛であるかも狼煙 の間隔等の決まりで受け手側も判るようになっていた。 |