インディアンの魂の叫び |
| 名前と部族名 年代 | 魂の叫びの記録 |
| シッティング・ブル (ハンクパパラコタ族) (スー族の一派) | 祈りがきちんと聞き届けられているのに俺の祈り方のどこに問題があると言うのだ? (1887年) お前達にとっては、俺達の信仰が下らなく思える事もあるだろう。 |
| ジェロニモ (アパッチ族) | 神が一人、我々みんなを見下ろしている。 誰もがその神の子だ。 神は、私の言う事を聞いている。 太陽も、暗闇も、風もみな、 今、我々が口にしている事を聞いている。 (1886年) 俺の好きなアリゾナ、あの風土に敵うほどの土地なんて他にない。 みんなの望み通り―アリゾナへ還してやってくれ。 |
| クレージー・ホース (オガララ・ラコタ族) (スー族) | 俺達は、ラコタ独自の生き方が好きだった。 政府に迷惑をかけたわけでもない。 俺達が望んでいたのは、平穏な暮らしと、放っておかれる事だけだった。 (1877年) 人の歩く大地は売り物ではない。 |
| ブラックホーク (ソーク族) | いつだって豊かだった。 子供達は腹を空かせて泣いたりはしなかったし、足りない物など何一つなかった。・・・・・・・・村は活気に溢れ、あんなに素晴らしく、あれほど狩りに適した土地など、国中どこを探してもなかった。 もしもあの頃、予言者が村へやってきて、後に実際に起こった事を「これからこんな事が起こるぞ」と告げたとしても誰も信じはしなかったろう。 (1830年頃) (開拓者達に追われて故郷を捨てざるをえなかった時の事だと思う。) 男と過ちを犯したからって、両親は娘を家から追い出したりしない。 栄光への道は険しい。 |
| ジョセフ酋長(通称) (ネズ・パース族) | 大地の心と私の心は一つだ。 同じように、大地の広さと私達の体の大きさだって一つなのだ。 私の言う事を誤解しては困る。 大地への私の愛着がどれほどのものか、きちんとわかって欲しい。 この土地が自分の物でだから好き勝手に出来るなどと言った事は一度もない。 土地をどうのこうのできるのは、大地を創りたもうた方だけなのだ。 私は、自分の土地で暮らす事を当然の権利として要求する。 そしてあなたたちには、御自分の土地で暮らす権利を認めよう。 (1875年頃) 私を自由にさせてくれ。 族長達よ聞いてくれ!私は疲れてしまった。 人は皆、同じようにあつかいなさい。 |
| タッチネッチュ・ドラス (ローガン酋長) (ミンゴ族) | 私は、白人に尋ねたい。腹を空かせてローガンの家にいっても肉をくれなかったとか、裸で凍えて行っても服を着せてもらえなかったとか言う者が誰か、いるか? この間の血に染まった長い戦いの間中、私、ローガンは家の中にじっとこもっていた。私はそういうやりかたで、平和を唱えていたのだ。 私は白人に愛情を持って接していた。 通りかかる私を指差して村の連中が「ローガンは白人の仲間さ」と言うほどに (1774年) |
| ブラックサンダー (フォックス族) | このパイプが貴方の唇にふれる時、部族のみんなに、祝福があたえられますように。 煙が雲となって立ち昇り、互いに抱いていた敵意の全てを遠く運びさってくれますように。 (1860年) |
| シアトル酋長 (ドゥアミッシュ族) | 私の部族のみるところ、この土の一粒一粒に霊が宿っています。 丘、谷、平原、木立のどれもが、過ぎ去った遠い過去の悲喜こもごもの出来事によって神格化されてきました。 焼け付く日差しを浴びて、静かな岸辺に並ぶ岩ヽは、ものが言えずに死んでいるように見えるでしょうか、それでさえ、我々の生活にまつわる波乱に富んんだ、出来事を思い出し、心を震わせているのです。 今貴方が立っているその垢っぽい地面だって、貴方達の歩みより、我々に親しみ深く答えてくれています。 何故なら、この大地には古くから祖先たちの血がたっぷり染み込んでいるのですから。 我々の裸足は、大地の優しさを肌さわりをちゃんと知っているのです。 (1854年) 夜になると、貴方達の町や村の通りは静まり返り、さびれたように感じるでしょう。ところが実は、かつてそこにいた大勢の人々が戻ってきて通りを埋め尽くしているのです。 |
| レッドジャケット (セネカ族) | 兄弟よ、お前達白人がグレートスピリットの子供であるあの男を殺したのか?それなら俺はかかわっちゃいないし、知った事でもない。もしあいつが俺達のところに来ていたら、殺したりはしなかっただろう。丁寧にもてなした筈だ。 もしお前達が殺したなら、その罪は自分達で償わなければいけない。 (1820年頃) |
| ヒードッグ (オグララ・ラコタ族) (スー族) | 頼もしい男らしさをふるって、女につくすのは、良い事だ。 俺達、男というのは、生まれる時も死ぬ時も、女の手を借りなきゃならないんだからな。 (1900年頃) |
| レッド・クラウド (オグララ・ラコタ族) (スー族) | 富はいらない。だが子供達をまっすぐに育てたい。 富など我々にとってなんの役にも立たない。 そんなもの次の世代へもっていけないじゃないか。 富なんぞいらない。 欲しいのは、平和と愛だ。 (1870年頃) 我々はあの人達をこう言った。 不思議な力<タク・ワカン>がラコタの民に食料と衣服をまかすようバッファローを授けてくれた、と。 我々はあの人達にこう言った。 バッファローが群れている平原は、我々の土地なんだ、と。 そしてこうも言った。 バッファローには、どうしてもバッファローの土地が要る。 そしてラコタの民には、どうしてもバッファローが必要なんだ。 (1903年) |
| マンガス・コロラダス (アパッチ族) | 金では人の好意は買えない。 (1851年) |
| サンタンタ (カイオワ族) | 一つの場所に閉じ込められたくはない。 平原を歩きまわるのが好きなんだ。 平原にいるからこそ、俺は自由で幸せなんだ。 閉じ込められてしまったら、俺達は青ざめしおれてしまう。 (1867年) 大地とバッファローが大好きなのさ。 手渡すつもりなんてさらさらない。 俺が言っている事をどうかわかって欲しい。 (1867年) |
| オーレイ酋長 (ユート族) | インディアンが政府と結ぶ契約ってやつは、何本もの矢が突き刺さったバッファローが狩人と結ぶ契約のようなものだ。 バッファローに出来る事といったら、ぶったおれて降参するだけさ。 (1868年) |
| ロバート・スポット (ユーロット族) | つまるところ、こういう事だと思うんだ。 正しい事をすれば万事うまくいくし、間違った事をすれば、何もかもが台無しになる。 (1890年) |
| オーボーマット酋長 (モヒカン族) | 学問とか芸術が弓矢による狩りの仕事より上等なんて、何故信じている? 人種ごとに現実上の様々な条件は異なるけれど、それを左右する知力や知識量に照らしてみて、白人の学問や芸術というものが、人の心にある熱い望みを本当に満たしてくれるのかね? (1725年頃) |
| スポッティッド・ティル (シチャング・ ラコタ族) (スー族) | 白人は、教養ある本を読んでいる。 だから何をすべきか、はっきり心得ている筈だ。 なのに、白人は、何をすべきか巡ってたった二人でも意見が食い違ってくる。 (1880年頃) |
| ティカムセ (ショーニー族) | 全ての人々に敬う心を示しなさい。 だからといって、ひれ伏してはいけない。 (1800年頃) 死の時を迎えながら胸に恐怖を一杯抱え込んでいる連中、そんな者の真似をしてはいけない。 必要な時はいつでも自由を守る準備が出来ている部族、不当な扱いを受ければ、抵抗の意志をはっきり示す部族は、平和を享受していつまでも存続することだろう。 いいかな? |
| ピアポット (クリー族) | いやあ、違うんだよ、 俺はただ、半分あんた達の宗教を受け入れようとしているんだ。 半分はクリスチャンで、半分はクリーでいようと思う。 なぜなら、やっぱりあんた達が間違っていたって気付くかもしれないしひょっとしたら、クリーの信仰の方が正しいかもしれないじゃないか。 最後のよりどころがなくなっちまうのはゴメンだよ。 (1895年) ほらな、政府は:条約:を破ろうとしているぞ。 そいつに署名した時は、「平原の草が育つ限り、風が吹く限り、川が流れる限り、そして人が2本の足で歩く限り続く」という了解だった。 なのに、見ろよ、あいつらがよこした役人は、足が一本だけじゃないか。 (1895年) |
| ポンティアック (オタワ族) | 子供達よ、お前達は、先祖が守ってきた習慣や伝統を忘れている。 なぜ昔のように皮の服を着ないのか?どうして先祖のように、弓矢を石の矢尻のついた槍を使わないのか?お前達は白人から銃をナイフをやかんを、毛布を買うようになってしまった。 もう、そんなもの無しでは暮らせないのか? なんだってそんな、お前達を愚か者に変える“毒のある水”を呑むようになってしまったんだ?そんなものみんな捨ててしまえ! お前達が生まれる前の先祖達の暮らしに戻れ (1763年) 俺達はお前達(白人)の奴隷なんかじゃない。 |
| カニックハンゴ (部族名不祥) | 私達の願いは、あなたがた(白人)が私達と同じ心、同じ気持ち、同じ体を持つかのようににる、ということだ。そうなれば、愛と尊敬を分かち合い結ばれて一つの民族になれるだろう。私達とあなたがたとの間の事だけではない。 互いの子供達、その先、幾世代と続く全ての者達のことだ。 (1736年) |
| 格言 (ラコタ族) | その若者が家でどんな風に自分の姉妹や家族と過ごしているかみてみな。 そいつがお前さんの娘とどう暮らすかがわかるだろう。 (年代不祥) |
| カナッサ・テーゴ (オノンダーガ族) | あなたがた白人は大変賢いのだから、国が違えば物事の考え方だって違う事くらいわからなくては、いけない。s 教育に対する我々の考え方があなたがたのものと違うからといって、気を悪くする事はあるまい。我々はその事で苦い経験をしているんだ。 以前の事になるが、我が部族の若者数人、北の州の学校で教育を受けさせられた。 だが、村へ帰ってきた時には、一人前に走る事も出来ず、森の中での暮らし方も知らず、寒さや空腹にも耐えられない。 家の建て方も知らなければ、鹿の狩り方も、敵のやっつけかたも知らず部族の言葉さえもまともに話せなくなっていた。 そうしてその者達は狩人にも戦士にもイロコイ連邦の議員にも向かないまったくの役立たずになってしまった。 (1744年) 私達の土地の値段がだんだん上がってきたようだ。 |
| 酋長の言葉 (ノーザン・ブラック フィート族) | 我々の大地は、貴方方の金なんかよりずっと価値がある。 大地は永遠であり、炎い覆われても消える事はない。 太陽の光が降り注ぎ、水が流れる限り、この大地は人と動物に命を与え続ける事だろう。 我々は、人や動物の命を売る事は出来ない。 だからこの大地も売る事は出来ない。 バッファローが首を縦に振ってくれる範囲内でその毛皮の売買で儲けた金を勘定したり浪費したりするのもそれは、あなたがたの勝手だ。 好きにするかいい。 だがな、砂粒や平原を覆う草の葉を数えられるのはクレート・スピリットだけだ。我々が持っているものであなたがたがもっていけるものなら贈り物としてなんでもあげよう。 しかし、大地は絶対にダメだ。 (19世紀・年代不詳) |
| ザ・クラヒュース・ タヒラッサウィッチ (ボーニー族) | 東の空と大地が夜明けの色に染まる頃、ここに新しい生命が息づき始めます。 一番に呼び起こされるのは、母なる大地です。 大地は、体をゆすって目を覚まし、起き上がり、生まれたばかりの夜明けの息吹を感じます。 木の葉や草は風にそよぎ、みんなみんな動きはじめます。 真新しい一日の息吹と共に。 あらゆるところで命が生まれ変わります。 なんと神秘に満ち溢れているのでしょう。 私達は今、とても神聖な事を話し合ってます。 それは、毎日毎日起こっている事なのに。 (1900年頃) |
| ある女性 (ウィントウ族) | 私達ウィントウが獲物を殺したら残す所なく食べ尽くします。 根を掘る時は小さな穴しか掘りません。 家を建てる時も小さな穴を掘るんです。 イナゴを追い払う為に野原を焼く事はあっても焼き尽くして不毛の地にする事はしません。 ドングリや松の実は、木を揺すって地面に落とします。 木を切り倒したりしません。薪にする時も朽ちた木だけを使います。 白人達はどうでしょう。 地面を掘り起こし、木々を引き倒し、命をことごとく奪ってしまう。 思いやりのかけらも見受けられません。 大地の精霊はどうして白人の事を好きになれるでしょう。 白人が手を触れた場所はどこもかしこも痛みにうめいてます。 (19世紀 年代不詳) |
| ナバホ族 (詞・風の跡) | はじめに命を吹き込んだのは、風でした。 命を与えてくれているのは、今、口から出ていく風なのです。 風が吹くのをやめる時私達は死ぬでしょう。 指先を見てご覧なさい。 風が通った跡が見えるから。 最初に男と最初の女が生まれた時に、 二人に吹いた風の跡が見えるから。 (19世紀 年代不詳) |
| オールド・タッセル (チェロキー族) | インディアンに貴方達の称する;文明;がない、とたびたび言われてきました。 これまで私達は沢山の事を押し付けられてきました。 あなた方の法、宗教、礼儀作法、そして習慣を受け入れるようにと。 そうした教化には、妥当性が見られません。 口で言い聞かされるよりもそんな話題の載っている新聞を読み聞かせるより お説の良いところをご自分で実行してみせてくれた方がずっと納得できます。 (1777年) |
| オフィェサ (サンティ・スー族) | 叔父はよく、私にこんな事を言った。 「シュンクトケチャ(狼)を手本にするがよい。狼は何かに驚いて死にもの狂いで逃げる時だって、隠れ家に引きこもる前に暫く立ち止まり、もう一度追手の様子を確かめる。 お前の目に映るあらゆる事をもう一度確かめる癖をつけろ」 (1902年) |
| ワシャキー (ショショニー族) | 私が酋長であるとともに一老人であり、お前達の父親でもある。 そういうわけで、諭して聞かすのも、私の大事な役割だと思っている。 ああ、わかっている。 若いお前達にとっては、年寄りの話を聞くのは容易じゃないってことをな。 年寄りはカタツムリと同じようにノロノロ歩くが、若い連中は早瀬の中を飛び跳ねる。若い頃はな。 息子達よ、私は今のお前達と同じように思っていたものさ。 あの頃、部族は強かったし、私はいつも戦いに大賛成だった。 いいか、白人と戦ってはいかん。 忠告しているのでは、ない。 禁じているのだ。 (1870年) |
| ヴィクトリオ (ミンブレス・ アパッチ族) | 勝とうが負けようが、どんな戦いだって俺達を鍛えてくれる。 次なる戦いのためにな。 何事もなく暮らすというのは、感心できない。 戦わなくなれば、人は弱く、役立たずになってしまう。 勝利を勝ち取る強さと勇気とを鍛え上げる為にな。 その前に何度か負け続けなくちゃならない者もいる。 (1870年) |
| オセオラ (セミノール族) | 俺が白旗を挙げない限り、奴等は俺を捕まえられっこない。 鎖で繋がないかぎり、俺を捕まえてはおけないよ。 (1838年) |
| アサ・ダグラギー (ネドゥニー・ アパアッチ族) | もう随分前の事だ。政府は我々に食料と衣服を与え始めた。 このまま子供達が子供達のまた、子供達が年老いてもなお政府は与え続けるのだろうか。 いや、我々はそんな事はして欲しくない。 いわくありげな食料や衣服なら既に山ほどもらっていると思う。 我々はそろそろ、自由になりたい。 (1909年) |